【恋愛ストーリーで学ぶ】クロスSWOT分析とは

マーケティング理論は、ビジネスだけではなく、日常生活や人間関係などにも応用できます。本記事では、マーケティングの定番フレームワーク「SWOT分析」と、その応用版である「クロスSWOT分析」を、大学サークルの恋愛ストーリーを題材にできるだけわかりやすく解説します。

恋愛ケースで体験するSWOT分析

大学のテニスサークルに所属しているあなたは、近くのグラウンドで練習しているラグビー部のA先輩のことが気になっています。A先輩とは、学科が同じなので顔見知りで、話したことがあるという程度の仲です。

しかし!なんと同じサークルのS子さんが先輩と仲良く食堂でランチを食べているのを目撃。落ち込むあなた。あなたなら、このA先輩との恋を成功させるためにどんな戦略を立てますか?

SWOT分析とは

まずはSWOT分析とは何かをおさえましょう。SWOT分析は、自分(あるいは自社)の Strength(強み)Weakness(弱み) という内部要因、そして Opportunity(機会)Threat(脅威) という外部要因を整理し、現状を客観的に把握する手法です。4つの視点を一枚のシートにまとめるだけで、「どこを伸ばし、どこを補うべきか」が一目でわかります。

SWOTで整理してみる

まずは冒頭の状況を、SWOT分析で整理してみましょう。

強み

  1. 共通の友人がいる
  2. テニスとラグビーの練習場所が近く、顔を合わせる頻度が高い
  3. 先輩の好みと噂の「黒髪ロング」ヘア

弱み

  1. 口下手で話しかけづらい
  2. 先輩の LINE を知らない

機会

  1. 先輩が好きな漫画の最新情報を入手済み
  2. 練習後、先輩が学食で一人休憩する習慣

脅威

  1. S子さんはおしゃれで可愛い
  2. S子さんはフリーらしい
  3. 先輩に別の本命がいる可能性

クロスSWOTで戦略立案

SWOT分析で状況を整理したら、どのような戦略を立てると良いでしょうか?その時に役に立つ考え方が「クロスSWOT」と呼ばれる手法です。以下のように4パターンの組み合わせに注目することで、あなたが取るべき戦略が見えてきます。

組み合わせ戦略具体アクション
強み×機会積極化戦略共通の友人に頼み、自然な形で LINE を交換
弱み×機会段階的戦略学食で漫画の話題を切り出し、会話経験値を上げる
強み×脅威差別化戦略S子さんと真逆の清楚系ファッションで「黒髪ロング」を際立たせる
弱み×脅威防衛・撤退戦略どうしても成果が見えないときは「第2候補」の先輩にシフトし心の余裕を確保

このようにクロスSWOTを使うと、「何をすればいいのか」が体系立てて見えてきます。恋愛でありがちな“感情任せの行動”を避け、成功確率を高める冷静な作戦が立てられるのです。


マーケティングとは「目的を達成するために戦略を設計し、実行するプロセス」です。クロスSWOT分析は、恋愛のような個人的テーマでも “自分の強みを活かし、機会を捉え、脅威に備える” という発想を提供してくれます。感情だけではなく、フレームワークという“地図”を手に入れることで、客観的に・冷戦に考えることができるかもしれません。

あなたもぜひ、日常生活や人間関係のお悩みにクロスSWOTを試してみてください。戦略的に動けると、結果だけでなく過程そのものがもっと面白く感じられるはずです。